■オーロラはいつ何処に？

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（１）オーロラはいつでる？

ほぼ一年中、昼夜問わず、でています。 しかし、でている場所は、地球上で限られた場所です。2003年11月に起きたような、太陽の大規模な活動のとき以外も、 規模の大小がありながら、ほぼ常に発生しています。

（２）オーロラは何処にでる？

★１　地上１００Ｋｍから４００Ｋｍ上空に発生している。

この図のように、自分が立っている場所の上空にオーロラが発生している場合、空が充分暗く、視界をさえぎる雲や、別の明かりがなければみられます。

★２　北極圏・南極圏にリング（帯）状を形成して発生している。

　この図は、一年を通して平均的にオーロラが発生する場所を表しています。緑色の帯状のものがオーロラを表しています。
　日本からのアクセスや、気象条件などで、オーロラ観測に向いている有名な場所は以下の通り。
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（１）アラスカ　フェアバンクス近郊
（２）カナダ　イエローナイフ近郊
（３）カナダ　ホワイトホース近郊
（４）フィンランド　北部
（５）ノルウェー　北部
（６）スウェーデン　北部
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これらの場所以外でも、この図のオーロラ帯の下に位置するところでしたら、”何処”という観点からは、オーロラ観測に向いていると言えます。

★３　日々刻々と、発生する場所が変わっている。

　「オーロラが発生している場所が変化する」ことを説明するのはとても複雑なので、ここでは 結論だけ説明します。
　”オーロラ帯”の図で表される領域の下へ行けば、必ずオーロラがみられるわけではありません。
　時間と共にオーロラはいつも大きさや、位置を変化させています。
　通信総合研究所（注：2004年4月に新組織になります）の久保田実氏が算出した、「オーロラが平均的に現れる時間帯と場所の関係」の図を参考に、上記の「オーロラ観測に向いている有名な場所」と合わせると次のようになります。
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（１）アラスカ　フェアバンクス近郊　：23時〜3時
（２）カナダ　イエローナイフ近郊　　：22時〜2時
（３）カナダ　ホワイトホース近郊　　：23時〜3時
（４）フィンランド　北部　　　　　　：19時〜23時
（５）ノルウェー　北部　　　　　　　：19時〜23時
（６）スウェーデン　北部　　　　　　：19時〜23時
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参考： 通信総合研究所と名古屋市科学館のコラボレーション　オーロラサイト

（３）オーロラがいつ何処で発生するか　を知るだけでは足りない
　上の、「オーロラと時間帯」については、観測地上空にオーロラが発生する平均的な時間帯を表しているのであり、表されている場所と時間帯に、実際にオーロラが発生していても、オーロラを観測できない場合があります。
　先に、少しだけ説明しましたが、空が充分暗くそして、上空をさえぎる雲がなく、さらに、観測に邪魔な明かりがないことが重要になります。

　では、まず上空をさえぎる雲がない状態、つまり天候とオーロラの関係について説明しましょう。
天候とオーロラ観測の関係

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オーロラをみるには

１：オーロラはいつ何処に？

２：天候とオーロラ観測の関係

３：月の明るさとオーロラ観測の関係

４：白夜とオーロラ観測の関係

５：観測場所とオーロラ観測の関係

６：結論　どうすればいいの？

７：おまけ　オーロラ２７日周期説

詳解　オーロラのしくみ

当コンテンツは、２００１年にまとめたものを２００４年に改訂しました。当時と比べて現在はライブ中継もそうですが、オーロラ観測ブームもあり各地が観光地化していますので、相当条件が良くなったようです。ただ、基本的に持っておいた方が良い知識> は変わりません。

執筆・製作・著作：古賀祐三(Live!オーロラ主宰・遊造代表）